役所や保険会社との電話で言われたことをあとで確かめたい、しつこい営業や詐欺めいた電話の証拠を残したい。
でもiPhoneには通話録音の機能が無いと聞いていて、アプリを探しては「相手に聞こえるのか」「本当に録れるのか」で迷っていませんか?
この記事では、iPhoneの電話録音のやり方を、iOS 18.1以降で入った標準の録音機能を軸に解説します。
録音の始め方と止め方、相手にどう聞こえるか、保存先(メモアプリ)と文字起こし、対応機種と使えない場合、自動録音やLINE通話の録音ができるかどうか、録音するときの注意も扱います。
読み終わると、次の電話から迷わずワンタップで録音でき、あとから内容を聞き直したり文字で確かめたりできるようになります。
電話まわりの設定全体はiPhone設定の電話まとめ|着信拒否・留守電・録音・連絡先にまとめています。
iPhoneの電話録音は、iOS 18.1以降なら通話中の画面左上のボタンでできる

iPhoneの電話録音は、iOS 18.1以降なら標準機能でできて、通話中に画面の左上にある録音ボタンをタップするだけで、3秒のカウントダウンのあと録音が始まります。
録音を始めると、相手を含む全員に「この通話は録音されています」という音声の案内が流れます。
終わると、メモアプリの「通話の録音」フォルダに、相手の名前と日時付きで保存されます。
アプリを入れる必要はなく、料金もかかりません。
長いあいだ「iPhoneは通話を録音できない」と言われてきましたが、2024年10月のiOS 18.1からこの機能が入り、日本でも使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要なもの | iOS 18.1以降。iPhone XS・XR・SE(第2世代)以降 |
| 録音できる通話 | 電話アプリの通話、FaceTimeオーディオ |
| 録音できない通話 | LINE通話などアプリ内の通話 |
| 相手への通知 | 録音開始時に全員へ音声で案内(消せない) |
| 保存先 | メモアプリの「通話の録音」フォルダ |
| 文字起こし | 対応機種で可能。日本語はiOS 18.4以降のApple Intelligence対応機種 |
| 自動録音 | できない。毎回ボタンを押す |
通話録音の方法(手順)

録音を始める
- 電話をかけるか受けて、通話が始まる
- 通話中の画面の左上にある録音ボタン(波形のマーク)をタップする
- 3秒のカウントダウンが出て、全員に「この通話は録音されています」の案内が流れる
- 画面の上に録音中の表示と経過時間が出れば録音されている

録音を止める
録音中の表示の停止ボタンをタップするか、そのまま通話を切ると、自動で保存されます。
途中で止めたあと、もう一度録音ボタンを押せば、別の録音として続きを録れます。
録音を聞く・文字起こしを見る
メモアプリを開き、フォルダ一覧の「通話の録音」を開くと、通話ごとにメモが作られています。
タップすると再生でき、対応機種なら文字起こしが下に表示されます。
文字起こしの中の言葉をタップすると、その場所から再生されます。
要約が出る機種もあります。

録音データは「メモ」アプリの「通話録音」フォルダに保存され、ボイスメモアプリには入りません。
メモから共有すれば、音声ファイルとしてパソコンやクラウドに書き出せます。
相手にはどう聞こえるか

録音ボタンを押すと、自分にも相手にも「この通話は録音されています」という音声が流れます。
この案内はAppleが意図的に入れているもので、設定で消したり小さくしたりすることはできません。
相手に知られずに録音する方法は、標準機能にはありません。
案内が流れるのは録音を始めた瞬間の1回だけで、その後は通常どおり会話できます。
相手が驚くことがあるので、「記録のために録音しますね」と一言添えてから押すのが無難です。
録音の案内は、通話に参加している全員に聞こえます。
対応機種と、録音できない場合

対応機種
iOS 18.1以降が入るiPhone(XS・XR・SE第2世代以降)で、通話の録音そのものは使えます。
文字起こしは、iOS 18.1では英語などの言語のみで、日本語はiOS 18.4以降、Apple Intelligenceに対応した機種(iPhone 15 Pro以降)で使えます。
古い機種では録音はできても、日本語の文字起こしは出ません。
録音ボタンが出ない
iOSが18.1より前なら、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」で最新にしてください。
LINE通話やその他のアプリ内の通話には、この録音ボタンは出ません。
一部の国や地域では機能が制限されていますが、日本は対象です。
「通話録音できない」と出る・途中で止まる
通話の相手が録音に対応していない回線(一部の海外の回線や、企業の内線システム)の場合、録音が始まらないことがあります。
また、通話中に別の着信を受けて切り替えると録音が止まります。
この場合は、切り替えたあとにもう一度録音ボタンを押してください。
自動録音・LINE通話・古い機種の場合

自動で全部の通話を録音することはできない
標準機能に「常に録音する」設定はありません。
毎回、通話が始まってから録音ボタンを押します。
録音し忘れを防ぐには、通話が始まったらまず左上を押す、と習慣にするしかありません。
LINE通話は録音できない
録音ボタンが出るのは電話アプリの通話とFaceTimeオーディオだけで、LINEやその他のアプリの通話には使えません。
LINE通話を残したいときは、スピーカーにして別の端末で録るのが現実的な手段です。
iOS 18.1にできない古い機種
iPhone X・8以前など、iOS 18に対応しない機種では標準機能は使えません。
スピーカーにして別の端末(もう1台のスマホやICレコーダー)で録るか、三者通話やコールバックを使った録音サービスを使う形になります。
アプリで録る場合の考え方は「iPhone通話録音アプリは必要?」で説明します。
サードパーティの録音アプリや外部機器を使う場合
標準の通話録音機能が使えない機種では、通話録音をうたうサードパーティのアプリ(多くは通話を一度サービス側の番号を経由させる仕組み)や、受話口に当てて録音するICレコーダー・ボイスメモの外部録音が代わりになります。
アプリは月額がかかるものが多く、相手にアナウンスが流れる仕様のものもあるので、契約前に確認してください。
ボイスメモアプリで通話中の音を録ることは、iPhoneの仕様上できません。
通話を録音するときの注意

録音そのものは違法ではない
日本では、自分が参加している通話を自分で録音することは違法ではありません。
相手の許可も法律上は必須ではありませんが、iPhoneの標準機能は必ず案内を流すので、結果的に相手は知ることになります。
使い方には注意する
録音した内容をSNSに上げる、第三者に渡す、といった使い方はプライバシーや名誉の問題になることがあります。
録音は「自分の記録と証拠のため」にとどめ、無断で公開しないでください。
仕事の電話は、会社の規則で録音が禁止されていることもあります。
保存先の容量
録音はメモアプリに保存され、iCloudのメモをオンにしていればiCloudにも同期されます。
1時間の通話で数十MB使うので、長い録音が多い人は、要らなくなったものをメモアプリから削除してください。

よくある質問

録音しているのが相手にバレない裏ワザはありますか
ありません。
標準の通話録音は、開始時に「この通話は録音されています」のアナウンスが双方に流れる仕様で、これを消す設定はありません。
相手に知られずに録音したい場合は、外部のレコーダーを使うことになりますが、無断録音はトラブルのもとです。
iPhoneで電話の録音はできますか
iOS 18.1以降ならできます。
通話中の画面左上の録音ボタンを押すだけです。
録音していることは相手に分かりますか
分かります。
開始時に「この通話は録音されています」と全員に流れ、消せません。
録音はどこに保存されますか
メモアプリの「通話の録音」フォルダです。
文字起こしは日本語でもできますか
iOS 18.4以降で、Apple Intelligenceに対応した機種(iPhone 15 Pro以降)なら日本語でもできます。
それ以外の機種は録音のみです。
録音ボタンが表示されません
iOSを18.1以降にしてください。
LINE通話などアプリ内の通話には出ません。
録音を自動にできますか
できません。
毎回、通話中にボタンを押します。
まとめ

iPhoneの電話録音を、逆引きで並べます。
| やりたいこと | 操作・答え |
|---|---|
| 録音を始める | 通話中に画面左上の録音ボタン → 3秒後に開始 |
| 録音を止める | 停止ボタン、または通話を切る |
| 録音を聞く | メモアプリ →「通話の録音」 |
| 相手に知られずに録る | できない。案内は必ず流れる |
| 自動で録る | できない |
| LINE通話を録る | できない。別の端末で録る |
| 古い機種で録る | 別の端末、または三者通話型のサービス |
iPhoneの通話録音は「左上のボタンを押すだけ」になりました。
相手に案内が流れることさえ知っておけば、大事な電話の記録に困ることはありません。
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